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血圧の基準値とは?診察室血圧と家庭血圧

診察室血圧よりも家庭血圧を高血圧の判定では重視するため、家庭血圧は正常であれば治療の必要はないと判断されます。

ただ、血圧は変動しやすいため、高血圧の診断は血圧の測定を数回行い、その結果をもとに診断されます。

今回は血圧の基準値と、併せて診察室血圧と家庭血圧について解説していきます。

 

高血圧とは?

前回の記事でも紹介しましたが、もう一度高血圧がどんな病気かお話ししたいと思います。

血圧とは、血液が動脈を流れる際に血管の内側にかかる圧力のことです。
よく、血圧の「上」や「下」という言い方をしますが、上は心臓が収縮して血液を送り出したときの「収縮期血圧(最高血圧)」のことで、下は心臓が拡張したときの「拡張期血圧(最低血圧)」のことです。

収縮期血圧が140㎜Hg以上、拡張期血圧が90㎜Hg以上のとき、高血圧と診断されます。

 

成人における血圧値の分類

成人の血圧値は、以下のように分類されます。

収縮期血圧140mmHg以上、または拡張期血圧90mmHg以上の人は高血圧に該当されます。

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血圧の正常値

血圧は、大きく正常域血圧と高血圧の2つに分けられます。

また、血圧は計る環境によって数値が変動する傾向があり、診察室血圧家庭血圧に分けられています。

各血圧について解説していきたいと思います。

 

正常域血圧

正常域血圧は、いわゆる正常値と判断される血圧のことですが、正常域血圧の中でも詳細な分類は3種類に分けられます。

収縮期血圧(いわゆる上)が120mmHg未満かつ拡張期血圧(いわゆる下)が80mmHg未満であれば正常血圧

収縮期血圧120~129mmHgかつ拡張期血圧80mmHg未満であれば正常高値血圧

収縮期血圧130~139mmHgかつ(または)拡張期血圧80~89mmHgであれば、高値血圧となります。

正常血圧は、病気を発症する可能性は低いとされていて、望ましい状態だと考えられ、正常高値血圧であっても、治療の必要はないと言われています。
しかし、高値血圧であれば、高血圧になる可能性が高いため、血圧の測定を続けることが勧められ、治療を勧められるケースもあります。

 

高血圧

高血圧も、大きく3つに分類されます。

収縮期血圧140~159mmHgかつ(または)拡張期血圧90~99mmHg以上で、一番軽度なⅠ度高血圧となります。

ただ、Ⅰ度高血圧であっても、病気などのリスクが伴うため、注意が必要です。

 

診察室血圧と家庭血圧

先述した通り、血圧は計る環境によって結果が異なることがあるため、診察室血圧と家庭血圧の2種類に分けられます。

 

診察室血圧
診察室血圧とは、病院、医院などで測る血圧のことを指します。
診察室血圧では、白衣高血圧と仮面高血圧になることもあります。
病院に行くと緊張して血圧が上がることが多いといわれ、緊張により血圧が上がることを白衣高血圧と呼びます。

また、病院では正常でも、家庭血圧が高い仮面高血圧と呼ばれるものもあります。
仮面高血圧は、治療中に多く見られ、薬の効いている時間帯が病院に来る時間帯と重なるために低い値になると考えられています。

 

家庭血圧
家庭血圧とは、自宅で測る血圧のことを指します。
家庭では、同じ時間、同じ条件で測定しやすく、比較的正確な血圧情報を得やすいと考えられています。
一般的には、家庭血圧は診察室血圧よりも収縮期、拡張期ともに5mmHg程度低めといわれています。
すでに高血圧で服薬がある場合も、薬の持続時間、効果を評価しやすいことが、その要因の一つと言えます。
そのため、測定値を記録し高血圧の基準に近い数値であれば、早めに病院を受診することが勧められます。

 

診察室血圧と家庭血圧の基準の違い

病気の発症を予測する際、診察室血圧よりも家庭血圧のほうが予測しやすいことがわかっています。

診察室血圧の高血圧診断基準は、収縮期血圧140mmHg以上かつ(または)拡張期血圧90mmHg以上です。

診察時に高血圧と診断されれば、家庭血圧も測定します。

家庭血圧が収縮期血圧135mmHg以上かつ(または)拡張期血圧85mmHg以上が診断基準です。

家庭血圧の場合、起床後、就寝前それぞれ2回測定し、朝と夜の平均値をそれぞれ算出します。

その平均値が診断基準を超えていれば、高血圧と診断されます。

 

 

まとめ

高血圧の診断は、診察室血圧より家庭血圧を重視して行われます。
家庭血圧では、朝、夜とそれぞれ2回計測し、その平均値が血圧となります。
5~7日程度は測定し、その平均値で判断しましょう。
また、血圧は変動しやすいため、排尿や排便を済ませ、リラックスした状態で測定するようにしたいですね。

今回は血圧の基準値、診察室血圧と家庭血圧について解説しました。