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見逃されると危険な「仮面高血圧」

診察室血圧は正常なのに、朝や夜、職場などで測る家庭血圧が高い場合を「仮面高血圧」といい、合併症のリスクは通常の高血圧である持続性高血圧と同じです。

本人は血圧が高い自覚がないため放置され、心筋梗塞や脳梗塞などを発症しやすくなります。

今回は、見落とされがちな仮面高血圧について解説します。

 

高血圧とは?

前回の記事でも紹介しましたが、もう一度高血圧がどんな病気かお話ししたいと思います。

血圧とは、血液が動脈を流れる際に血管の内側にかかる圧力のことです。
よく、血圧の「上」や「下」という言い方をしますが、上は心臓が収縮して血液を送り出したときの「収縮期血圧(最高血圧)」のことで、下は心臓が拡張したときの「拡張期血圧(最低血圧)」のことです。

収縮期血圧が140㎜Hg以上、拡張期血圧が90㎜Hg以上のとき、高血圧と診断されます。

 

成人における血圧値の分類

成人の血圧値は、以下のように分類されます。

収縮期血圧140mmHg以上、または拡張期血圧90mmHg以上の人は高血圧に該当されます。

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仮面高血圧について

高血圧は、心臓が送りだす血液によって血管につねに高い圧力がかかっている状態です。

自覚症状はほとんどありませんが、動脈硬化を促進し、心筋梗塞や脳梗塞など、命にかかわる合併症をまねく恐ろしい病気です。

血圧は健診や病院で測る「診察室血圧」と家庭などで測る「家庭血圧」があり、さらに「正常血圧」「白衣高血圧」「仮面高血圧」「持続性高血圧」の4つに分類されます。

 

仮面高血圧のリスクに該当する人は診察室血圧が正常でも安心せず、自宅などでも血圧を測りましょう。

高血圧で降圧薬を服用している人も要注意です。

血圧のコントロールが不完全で仮面高血圧になっている場合があります。

 

持続性高血圧と仮面高血圧の違い

血圧は1日のうちで変動しており、通常、夜の就寝時がもっとも低く、日中の活動時は高いです。

 

持続性高血圧

血圧の変動パターンは通常どおりだが、24時間血圧が高い。

診察室血圧(収縮期/拡張期):140/90mmHg以上

正常高値血圧:130-139/85-89mmHg。

 

仮面高血圧の3パターン

早朝高血圧
朝の起床時に血圧が急上昇するタイプ。
朝は血圧が不安定で、心筋梗塞や脳梗塞を発症しやすい時間帯。
早朝高血圧だとその危険性はさらに高い。

夜間高血圧
睡眠中に血圧が十分に下がらないタイプ。
血圧の高い時間が長く、動脈硬化の進行スピードが速い。
夜間に心筋梗塞などで突然死することもある。

昼間高血圧
ストレスが多い職場などにいるときだけ血圧が上がるタイプ。
職場ですごす時間は長いため、動脈硬化が進行し、心筋梗塞などを発症しやすい。

診察室血圧(収縮期/拡張期)が140/90mmHg未満、家庭血圧(収縮期/拡張期)が135/85mmHg以上がつづくと仮面高血圧の可能性があります。
医療機関の受診をおすすめします。

 

まとめ

仮面高血圧を見逃さないためにも、家庭でも血圧を測ることをおすすめします。

朝晩2回測る習慣が身につけば、高血圧も早期発見でき、予防につながります。

今回は仮面高血圧について解説しました。