これまで高血圧についてたくさんの記事を取り上げてきました。
今回は高血圧について再度解説するとともに、健康な人生を送るには何ができるのかについていっしょに考えていきたいと思います。
今回は、「高血圧」について解説していきたいと思います。
高血圧とは?
前回の記事でも紹介しましたが、もう一度高血圧がどんな病気かお話ししたいと思います。
血圧とは、血液が動脈を流れる際に血管の内側にかかる圧力のことです。
よく、血圧の「上」や「下」という言い方をしますが、上は心臓が収縮して血液を送り出したときの「収縮期血圧(最高血圧)」のことで、下は心臓が拡張したときの「拡張期血圧(最低血圧)」のことです。
収縮期血圧が140㎜Hg以上、拡張期血圧が90㎜Hg以上のとき、高血圧と診断されます。
成人における血圧値の分類
成人の血圧値は、以下のように分類されます。
収縮期血圧140mmHg以上、または拡張期血圧90mmHg以上の人は高血圧に該当されます。
高血圧予防には減塩が基本
高血圧と聞くと減塩をしなくてはいけない、というのはほとんどの方がイメージできると思います。
では、具体的に1日に何グラムまでの塩分摂取が望ましいのでしょうか?
厚生労働省(日本人の食事摂取基準2020年版)が推奨する1日の塩分量は男性8g、女性は7g未満です。
また日本高血圧学会が定める摂取基準は1日6g以下です。
しかしWHO(世界保険機関)が推奨する健康的な人の塩分摂取量1日5g未満です。
日本人の1日に摂取する塩分量は?
平成30年の国民健康栄養調査によると日本人男性は平均11g、女性でも9.3gの塩分量を1日で摂取しています。
これはWHOの世界基準の約2倍の水準ですね。
ちなみに日本高血圧学会が推奨する1日の塩分6g未満という数字は、食事では外食のラーメンやうどん1杯の塩分量とほぼ同じです。
一般的な和食はヘルシーで栄養バランスは良いですが、使われている醤油や味噌などの、日本古来の発酵調味料は塩分が非常に高いとう欠点があります。
過剰な塩分摂取は様々な病気の原因となります。
この機会に減塩食を始めてみてはいかがでしょうか。
減塩食をはじめよう
無理なく出来ることからはじめる減塩食。
あなたはどれができますか?
何気ない日常の食生活にたくさんの塩分が潜んでいます。
お漬物やお味噌汁を摂り過ぎてはいませんか?
またソーセージやちくわ、かまぼこなどの加工食品には塩分が多いので、摂り過ぎは注意が必要ですね。
減塩食を意識する事で、塩分の多い食事を少しずつ減らしていきましょう。
健康な人生を送るためには
誰もが健康な人生を送りたいと思います。
ですが、飽食のこの時代、食生活だけでも様々な在り方があり、なかなかバランスを摂ることが難しくなってきています。
また、ストレスも多い現代社会において、生活習慣を見直すことも容易ではありません。
ですが、様々なリスクを放置していると、高血圧をはじめとする生活習慣病に繋がるのも事実です。
高血圧は典型的な生活習慣病です。
高血圧の要因となる運動不足やアルコールのとりすぎなどを見直してみましょう。
まとめ
いきなり食生活を変えることは難しいことです。
野菜を増やす、減塩調味料を買ってみる、など、できそうなことから徐々に減塩を進めていきましょう!
今回は、「高血圧」について解説しました。