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高血圧|成人における血圧値の分類

今回も引き続き、高血圧について解説していきたいと思います。

今回は、高血圧の具体的な血圧値の分類について、高血圧治療ガイドラインにも少し触れていきたいと思います。

 

高血圧とは?血圧とは?

前回の記事でも紹介しましたが、もう一度高血圧がどんな病気かお話ししたいと思います。

血圧とは、血液が動脈を流れる際に血管の内側にかかる圧力のことです。
よく、血圧の「上」や「下」という言い方をしますが、上は心臓が収縮して血液を送り出したときの「収縮期血圧(最高血圧)」のことで、下は心臓が拡張したときの「拡張期血圧(最低血圧)」のことです。
収縮期血圧が140㎜Hg以上、拡張期血圧が90㎜Hg以上のとき、高血圧と診断されます。

 

成人における血圧値の分類

成人の血圧値は、以下のように分類されます。
前述のとおり、収縮期血圧140mmHg以上、または拡張期血圧90mmHg以上の人は高血圧に該当されます。

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高血圧治療ガイドライン

日本高血圧学会の「高血圧治療ガイドライン」が 2019 年 4 月に新しくなり、高血圧治療ガイドライン 2019(JSH2019)となりました。

120/80mgから要注意!

高血圧治療ガイドライン 2014(JSH2014)では、140/90mmHg 未満の血圧は正常域血圧とされていました。
しかし、その後の研究で、120/80mmHg 未満と比べると、120-129/80-89mmHg、130-139/85-89mmHg の順に脳心血管病の発症率が高いことが分かりました。
また、120-139/80-89mmHg の血圧の方は、その後高血圧に移行する確率が高いことも分かっています。
高血圧になる前の段階から、生活習慣に注意して血圧が上がらないようにすることが重要です。

ガイドラインとはなんですか?

ガイドラインというのは、病気をどのように診断、治療するとよいかということについて、科学的根拠に基づいて説明している文書のことです。
病気に向き合う医療者、患者、家族を力づけて励ます情報源ともなります。
このうち高血圧治療ガイドラインは、日常診療でもっとも高頻度に認められる高血圧患者さんについて、脳心血管病などの高血圧合併症の発症を予防し、その進行を抑制するための標準的な診療をすべての医療者に示しています。
日本高血圧学会は、このガイドラインの活用によって、血圧管理をはじめとした適切な治療が実践されることを期待しています。
高血圧治療ガイドラインは、2019年4月に改訂・発刊されました。
この改訂版では、すべての人によい生活習慣を励行していただくことの重要性を強調しています。

 

血圧はどこまで下げればよい?

高血圧の治療は、将来起きる可能性のある脳心血管病(脳卒中や心筋梗塞など)や腎機能の悪化を予防するために行います。
一般的な治療の目標として、75歳未満は診察室血圧で130/80mmHg未満を、75歳以上でも140/90mmHg未満を目指します。
合併している病気の状態などによって、より厳格に下げたほうがよい場合や、逆に慎重に下げたほうがよい場合があります。
また、下がりすぎによって血圧を下げる利益よりも副作用など不利益(有害事象と呼ばれています)が大きくなってしまうことがあります。

 

まとめ

高血圧は高くなる前の段階がとても重要なんですね。
血圧が正常範囲内でも、少し高めに出た場合などは今一度、自身の食生活を振り返ってみましょう。