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高血圧とは?高血圧の種類

  • 2020年8月27日
  • 2020年8月28日
  • 高血圧

現在、日本の高血圧の患者数は約 4300 万人と推定されています。
つまり、人口の約3分の1の方が該当する国民病なのです。
高血圧は、三大疾病である心疾患、脳血管疾患の原因にもなり得ます。
そして、加齢に伴い、その割合は増えていきます。

今回は高血圧について、また、その種類について解説していきたいと思います。

 

高血圧とは?高血圧の定義

高血圧とは、安静時の血圧が継続的に高い状態のことを言い、脳卒中や心筋梗塞、心疾患、慢性腎臓病などにかかりやすくなります。
そもそも血圧とは、血管の中を血液が流れる際に、血管の壁にかかる圧力のことです。
健康な人の血圧は、収縮期血圧(心臓が縮んで血液を送り出したときの血圧。最大血圧)が140mmHg未満、拡張期血圧(心臓が拡張したときの血圧。最小血圧)が90mmHg未満です。
このいずれかが上回っている状態を、高血圧といいます。

 

高血圧の種類 「本態性高血圧」と「二次性高血圧」

高血圧は、大きく「本態性高血圧」と「二次性高血圧」の2つのタイプに分けられます。

本態性高血圧

原因疾患が不明で、遺伝因子と環境因子(生活習慣)が原因となるもので、いわゆる一般に聞く高血圧症のことです。
高血圧の人の90%以上がこれにあたります。
遺伝的因子や年齢、以下の様々な生活習慣などの環境因子が関わっています。

・過剰な塩分摂取
・肥満
・過剰な飲酒
・精神的ストレス
・運動不足
・野菜や果物(カリウムなどのミネラル)不足
・喫煙
など

 

二次性高血圧

明らかな原因疾患があり、その疾患の徴候として高血圧がみられる状態のことです。
二次性高血圧の場合は、原因となる疾患の治療によって完治または軽症化が期待されます。
二次性高血圧の原因となる主な疾患は以下のものです。

・腎性高血圧
腎臓は血圧調整にとって重要な役割をしています。
腎臓そのものの異常や腎臓に血液を供給する腎動脈の異常などで引き起こされる高血圧です。
ナトリウムを排泄できなくなることによって体液が溜まったり、レニンの不適切な分泌が起こり、血圧が上昇する「腎実質性高血圧」と、腎動脈の狭窄による腎臓の血流の低下に伴い、血圧を上昇させようとレニン分泌が上昇することで起こる「腎血管性高血圧」があります。

内分泌性高血圧
原発性アルドステロン症、クッシング症候群、甲状腺機能亢進症(バセドウ病)など、褐色細胞腫、先端巨大症などのホルモンの過剰分泌による高血圧です。
それ以外にも、睡眠時無呼吸症候群や薬の副作用(漢方薬、痛み止め、ステロイド)など、様々なものがあります。

 

その他の高血圧

高血圧にはほかにも特徴的なものがあります。

・仮面高血圧
診察室で測定したときの血圧値は正常であるのに対して、診察室外での血圧の値が高血圧であることです。
仮面性高血圧の場合、患者、医師ともに「高血圧であること」を認識できないため、適切な処置がされないことが多く、持続性の高血圧に比べて心血管疾患のリスクが高くなります。

・白衣高血圧(診察室高血圧)
診察室で測定したときの血圧の値のみが高血圧である場合のことです。
このタイプの人が相当数認められることから、高血圧の診断基準において、診察室で測定した場合(診察室血圧)は、家庭で測定した場合(家庭血圧)よりも基準が高く設定されています。

 

まとめ

高血圧でも無症状の事が多いため、自分がそうなっている事も知らない人や、知っていながらも治療を受けず放置している人もいると思われます。
定期的な健診の受診や、食事や運動など健康的な生活習慣を身につけて、上手に血圧をコントロールしましょう。