高血圧の食事療法で大切なことは、減塩や肥満の解消に加えて、野菜や果物に多く含まれるカリウムの積極的摂取や、コレステロール、飽和脂肪酸を控えることなどです。
今回は、「高血圧の食事、気をつけるべきポイント」について解説していきたいと思います。
高血圧について
前回の記事でも紹介しましたが、もう一度高血圧がどんな病気かお話ししたいと思います。
血圧とは、血液が血管を流れる時に血管にかかる圧力のこと。
よく、血圧の「上」や「下」という言い方をしますが、上は心臓が収縮して血液を送り出したときの「収縮期血圧(最高血圧)」のことです。
下は心臓が拡張したときの「拡張期血圧(最低血圧)」のことです。
収縮期血圧が140㎜Hg以上、拡張期血圧が90㎜Hg以上のとき、高血圧と診断されます。
高血圧の食事療法の4つのポイント
高血圧の食事では、食塩の適正な摂取を目指し、薄味になれ、さらに過食を避け、肥満を防止することが大切です。
ここではおさえたいポイントを4つに絞って解説したいと思います。
日常生活の注意点
また、生活面では喫煙、飲酒、ストレス、過労、不眠などを解消し、適度な運動が大切です。
これらの生活習慣の改善は、より効果をもたらすとされています。
積極的に摂りたい食品、控えたい食品
冒頭でもご紹介しましたが、高血圧の食事療法で大切なことは、減塩や肥満解消に加えて、野菜や果物に多く含まれるカリウムの積極的摂取や、コレステロール、飽和脂肪酸を控えることなどです。
「ソースはかけずにつける」、「外食ではサラダを追加する」、「麺類の汁は残す」など、日常生活の中できそうなことから食生活の改善に取り組みましょう。
カリウムを豊富に含む野菜や果物
・キャベツ
・トマト
・バナナ
など
食塩やコレステロール、飽和脂肪酸を含むインスタント麺や漬物、魚卵など
まとめ
高血圧の食事において、一番のポイントはやはり減塩です。
塩分は水分を引きつける作用があり、そのため血液量が増え、同時に血管を収縮させ血圧を上げます。
急に厳しい減塩に取り組むと続かなくなることもあるので、無理のない程度の減塩から始めましょう。
今回は、「高血圧の食事、気をつけるべきポイント」について解説しました。