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鼠径ヘルニアになりやすい人|男性の3人に1人がかかる病気

「男性の3人に1人がかかる」とされる病気をご存知ですか?

その病気とは「鼠径(そけい)ヘルニア」です。

では「なぜ男性の3人に1人が鼠径ヘルニアにかかるのか」、また「男性でも、どのような人が鼠径ヘルニアになりやすいのか」。

この記事では、この内容をテーマにご紹介していきます。ぜひ、ご参考ください。

50歳以上の男性がなりやすい鼠径(そけい)ヘルニア

一般的に「鼠径ヘルニア」、いわゆる「脱腸」というと、子供がなる病気の印象を受けるかもしれません。しかし、鼠径ヘルニアの患者さんの65%は50歳以上の方です。

鼠径ヘルニアの発症数は、30歳ぐらいから加齢とともに増加し、50代から急激に増え始め、60代、70代が発症のピークとなっています。
また鼠径ヘルニアの男女別発症比率は、男女比8:1と言われています。

つまり、鼠径ヘルニアは50歳以上の男性に多い病気です。
学会発表では、鼠径ヘルニアの男性における生涯リスクは約30%といわれており、男性の3人に1人は一生涯で一度は発症する可能性があります。

男性に鼠径(そけい)ヘルニアが多い理由

それでは、なぜ鼠径ヘルニアは男性に多いのでしょうか?

その理由として、男性と女性の鼠径部の構造の違いがあげられます。

鼠径ヘルニアが発症する場所の鼠径部とは、太ももの付け根のややくぼんだ線より上にある三角状の部分をいいます(お腹でいえば、下腹部にあたります)。

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この鼠径部の中には、鼠径靭帯(そけいじんたい)があり、鼠径靭帯の内側寄りの場所には鼠径管(そけいかん)が通ります。この鼠径管が男性と女性の鼠径ヘルニアの発症率の違いを生み出しています。

鼠径部の名前の由来は、男性が産まれる直前に精巣(睾丸)が腹部から陰嚢(男性の睾丸が入ったふくろ)へと移動する動きを、鼠(ねずみ)になぞったことに由来します。

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この精巣の移動経路が鼠径管です。つまり男性の鼠径管は精巣が通過できるほどの太さがないといけないわけです。

この鼠径管が太いと、鼠径管を通じて腹膜(内臓をつつむ袋)が押し出されやすくなります。押し出された腹膜の中を腸が出入りする病気が、鼠径ヘルニアです。

まとめると、鼠径ヘルニアが男性に多い理由は、生理学的に男性の鼠径管が太いためです。
そのため、男性は女性にくらべて鼠径ヘルニアになりやすいわけです。

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