生活習慣病の一つでもある「糖尿病」。
糖尿病は日々の生活習慣を見直せばしっかり予防できる病気です。
今回は「糖尿病の予防」について解説したいと思います。
糖尿病について
糖尿病とは、血糖を下げるインスリンのはたらきが不十分でないため、血糖値が高くなる病気です。
放置していると、いろいろな臓器に合併症が起こるリスクが高まります。
食事をすると血糖値が上がります。
上がった血糖値をさげてくれるのがインスリンというホルモンです。
糖尿病とは、このインスリンによる血糖を調節する仕組みがうまく働かなくなり、高血糖になってしまう病気です。
糖尿病の診断基準について
初回の検査で以下の項目を検査します。
2.75gブドウ糖負荷試験で2時間血糖値200mg/dl以上
3.随時血糖値200mg/dl以上
4.HbA1c 6.5%以上
別日に再検査をして再び1~4のいずれかに該当すれば、糖尿病と診断されます。
食生活と生活習慣に気をつけよう!
・野菜が少ない
・間食が多い
・肉類・揚げ物が多い
・あまり体を動かさない
日本人の糖尿病患者の95%以上を占める2型糖尿病は、血糖を下げるインスリンの分泌が障害されたり効きが悪くなることから発症します。
生活の都市化による運動不足と食事の欧米化により糖尿病が増えてきてます。
糖尿病を疑う症状!
・疲れやすい
・頻尿
・のどが乾きやすい
※このような状態が続き、疲労感も続くようなら糖尿病の可能性もあります。
注意しなければならないのは、かなり進行してさらに続くと同じ量を食べてもやせると重症です。
糖尿病患者さんのお勧めする運動の基本は、有酸素運動をできるだけ多くの筋肉を動かし実施することです。
維持するためには、週3~4回を目安にするとよいでしょう。
摂取エネルギーを適正に!
・朝食を抜くと、肥満のもとです
・ながら食いは食べすぎます
・早食いやまとめ食いも避けましょう
・食事はゆっくりよく噛みましょう(目標は30分を目安に!)
食事は栄養バランスを考えて!
・糖質は果糖や砂糖より米などからとりましょう
・タンパク質は魚介類や大豆、脂身の少ない肉からとりましょう
・野菜や海藻でビタミン・ミネラル・植物繊維をよくとりましょう
まとめ
どうでしょうか?当てはまる生活習慣はありましたか?
食生活や習慣を一気に変えることはむずかしいですが、できることを少しづつ継続していくのが一番の近道です!
今回は「糖尿病の予防」について解説しました。