生活習慣病の一つでもある「糖尿病」。
糖尿病の診断は、1~2ヶ月の血糖値の変動を反映したHbA1c値や空腹時や食後の血糖値などの検査値を組み合わせて診断します。
今回は「糖尿病チェック、糖尿病予備軍チェック」について解説したいと思います。
糖尿病について
糖尿病とは、血糖を下げるインスリンのはたらきが不十分でないため、血糖値が高くなる病気です。
放置していると、いろいろな臓器に合併症が起こるリスクが高まります。
食事をすると血糖値が上がります。
上がった血糖値をさげてくれるのがインスリンというホルモンです。
糖尿病とは、このインスリンによる血糖を調節する仕組みがうまく働かなくなり、高血糖になってしまう病気です。
糖尿病の診断基準について
初回の検査で以下の項目を検査します。
2.75gブドウ糖負荷試験で2時間血糖値200mg/dl以上
3.随時血糖値200mg/dl以上
4.HbA1c 6.5%以上
別日に再検査をして再び1~4のいずれかに該当すれば、糖尿病と診断されます。
セルフチェックしてみよう!
あなたは大丈夫ですか? 糖尿病チェックをしてみましょう!
②異常に食欲がある
③よく喉が渇く/水をよく飲むようになった
④トイレに頻繁に行く/尿の量も多く、臭いが気になる時がある
⑤身体がだるく、疲れやすい
⑥目がかすむ/視力が落ちた気がする
⑦手足がしびれたり、冷えがひどい
⑧皮膚がかゆい、かさつく
⑨ちょっとした火傷や、ケガの痛みを感じない/傷の治りが遅い
⑩足がむくむ、重い
上記項目が6個以上ある場合は、すぐに病院で糖尿病の検診を受けましょう。
将来、糖尿病の可能性があるかも? 糖尿病予備軍かもチェックしてみましょう!
②脂っこいものを好んで食べる
③甘いものが大好き
④食事の時間が不規則だ
⑤お酒をよく飲む
⑥太り気味である
⑦野菜や海藻類をあまり食べない
⑧運動不足だ
⑨ストレスを感じることが多い
上記項目が5個以上ある場合は、糖尿病予備軍の可能性あり。生活習慣の改善が必要です!
まとめ
糖尿病では、軽傷の場合には自覚症状はほとんどありません。
自覚症状は、ある程度病気が進行すると現れます。
チェックの習慣に思い当たる箇所がある人は、症状が出る前に対策をして糖尿病にならないようにしましょう!
今回は「糖尿病チェック、糖尿病予備軍チェック」について解説しました。